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難病治療

白内障・緑内障

白内障・緑内障の鍼灸治療

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白内障・緑内障の治療のあたっては、まず眼科による早期診断・的確な加療が第一です。加えて日常生活の見直しや食生活の改善も必要です。中国では古くから、白内障・緑内障などの眼病に鍼灸治療が採用されてきました。まだ病理学的解明に至っていませんが、長年の臨床経験・豊富な症例からその効能・有効性は実証されています。

 

鍼灸治療の施術で白内障の進行が留まることも、緑内障患者の眼圧が低下し、症状が改善したことなど多くの症例が発表されています。

また、白内障・緑内障などに留まらず、飛蚊症や眼底出血など他の眼病にも鍼灸治療の効能が認められています。

白内障の原因と症状

白内障とは水晶体が年齢を重ねるとともに白く濁りはじめ徐々に視力が低下する眼の病気です。水晶体とは眼の中でカメラのレンズのようなはたらきをする組織で、外界の光を集めて焦点を合わせるはたらきをします。健常では透明な組織ですが、白内障の発症により白く濁ってしまいます。これは水晶体の構成成分の一種であるタンパク質が加齢により変質し、白濁や黄変することにより透明性が失われます。その為、光がうまく眼底に届かなくなり、視力低下などの症状が現れます。

主な症状

  • 視界がかすんで見える

  • 視力が低下する

  • 光がまぶしく感じられる

  • 明暗の差による調整に不具合がある

白内障の鍼灸治療

進行性の白内障の外科治療としては水晶体を人工レンズに置き換える手術が行われていますが、初期の投薬治療(点眼薬・内服薬)の段階で鍼灸治療と併用することで相当の効果を挙げることができます。白内障の合併疾患として多く現れる黄斑変性などにも効果が得られます。

白内障の眼科治療

白内障の眼科治療法は投薬(点眼薬・内服薬)、手術が主です。白内障は水晶体のたんぱく質の変質が原因ですから、一旦白濁してしまうと元の透明性を完全に取り戻すことはできません。従って治療の目的は更なる悪化を止め進行を遅らせることにあります。白内障に限らず、『眼がかすむ』『視野がぼやける』『物が見え辛い』などの症状は体調や過労によっても現れる症状ですが、思い当たる場合はまず眼科医の診断を受けることが肝要でしょう。

緑内障の原因と症状

緑内障とは眼から入ってきた情報(明暗・物体・肖像)を脳に伝達する視神経に障害が起こり、視野(見える範囲)が狭くなる病気です。これには眼圧が関係し、眼圧の上昇が視神経に影響を及ぼし異常をきたすのが主な原因だと言われています。
しかし近年、眼圧が正常範囲内であるにも関わらず発症することが分かり、「正常眼圧緑内障」や「低眼圧緑内障」と呼ばれます。いずにしても治療が遅れると失明に至ることもありますので早期診断治療が必要です。

症状としては少しずつ見える範囲が狭くなっていきます。その進行は極めて遅く、初期においてはほとんど自覚症状が現れません。また両眼が同時に発症し進行することは稀なので、病気がかなり進行するまで自覚症状はほとんどありません。緑内障は中高年の方に発症する眼病の代表的なものですから、症状がなくても定期的に眼科検診を受けること大切です。

緑内障の鍼灸治療

上昇眼圧により視神経が圧迫され、視野に影響を及ぼす緑内障にも鍼灸治療が効果を発揮します。これは対応経絡(ツボ)に鍼灸治療を施すことにより、血流を促し血行を改善することで眼圧を下げることができるからです。鍼灸治療の効果で網膜の血液循環を促進し、視神経を改善させることも分かっています。まず眼圧低下の効能・障害を受けた視神経の回復改善の効能が、緑内障の症状緩和・改善に奏功していると考えられます。


当院は白内障や緑内障の鍼灸治療に際し、まず詳細なカウウセリング(眼科所見・生活習慣・現症状)などを綿密に行い、施術法をご説明いたします。いきなり眼部周辺の血流改善治療のみに着手するのではなく、全身状態を検案し、頚・肩の凝りを和らげることから始め、血流を促し血行を改選し、それぞれの眼病症状に対応効果のある経絡に施術していくのが基本治療方針です。さまざまな眼の不具合や不快感でお悩みの方はお気軽にご相談下さい。

緑内障の眼科治療

緑内障の主な治療法

  • 点眼薬(もっとも一般的な治療方法)

  • 内服薬(点眼薬治療の補助的な療法で副作用の懸念もあり限定的)

  • レーザー手術(投薬療法で効果が得られない場合に行われます)

  • 切開手術(投薬療法・レーザー手術でも効能が得られない場合施術)

緑内障は発症してしまうと、完全回復は困難で元の状態に戻ることはないと言われています。眼科治療では悪化を防ぐことが最善の療法と考えられています。しかし最近の研究では高眼圧により視野欠損が発症しても、早期であれば回復する症例が報告さられています。視神経が眼圧上昇で圧迫され障害を起こしても直ちに全く機能停止してしまうわけではなく、徐々に機能不全に陥り、やがて滅してしまうと考えられています。したがって、初期の診断・早期治療がなにより重要なのです。

料金表

初診料5,500円、再診料(半年以上)3,300円

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