東洋医学の考え方は、人体を全体的に捉え、バランスを重視する独特の視点を持っています。
体の分類方法には主に3つの概念があり、これらを通じて健康と病気を理解します。
東洋一心堂では、目の前の患者さんの体質を主に以下の3つの視点から分類しています。
陰陽
陰陽は、相対する二つの要素が互いに影響し合い、バランスを保つという考え方です。
陽:活動的、外向的、熱性、昼、男性など
陰:静的、内向的、寒性、夜、女性など
健康とは陰陽のバランスが取れた状態を指し、このバランスが崩れると病気になると考えられています。
気血水
気血水は、体内を巡る3つの要素を表しています。
気:生命エネルギー、代謝や運動のエネルギー源
血:血液や栄養分
水:体液(汗、唾液、尿など)
これら3要素のバランスと流れが重要で、滞りや不足が様々な症状を引き起こすと考えられています。
五臓六腑
五臓六腑は、体の機能を11の器官に分類する考え方です。
五臓
心、肝、脾、肺、腎
六腑
胆、胃、小腸、大腸、膀胱、三焦
これらの器官は西洋医学の臓器とは異なる概念を持ち、相互に影響し合うネットワークを形成していると考えられています。
東洋医学では、これら3つの分類方法を用いて体全体のバランスを見極め、健康維持や病気の治療に活用します。
西洋医学とは異なるアプローチですが、東洋一心堂では両者を組み合わせることで、より包括的な医療が可能になると考えています。
次回のコラムでは3つの分類をさらに詳しく解説します♪